「絶対にあってはいけない」日本の黒い夏 冤罪 M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
絶対にあってはいけない
冤罪なんてものは、絶対あってはいけない。
世の中には、この罪を犯してしまう人達がいる。
冤罪をかぶせられた人からしたら、たまったもんじゃない。
今は人ごとでも、ある日突然。自分がその立場に
なりうる可能性は誰にでもある。恐ろしすぎる。
この映画が伝えようとすることは何か。
マスコミの情報の取り扱い方。
そのマスコミの情報を、自分の頭で考えずに
促され、信じ込み、今度はそれをあたかも自分が
本当のことを知っているかのように周りに伝える
視聴者達。
警察という権力を振りかざし、己のメンツの為に
罪なき人を罪人にしてしまう組織。
それぞれが、いい加減なことをすると、罪がうまれる。
今の世の中は情報社会。
コミュニケーション不足だと感じる世の中で、
不確かな情報が一人歩きするのは容易。
そんな中でも、人と人の絆や、正義を貫こうとする人の存在というのは、本当に大切だと感じる。
マスコミや警察。世の中に影響を与える立場の人間が、私欲のために動くと、世の中はめちゃくちゃになる。
そして、私達一視聴者にも、それぞれに責任がある。
実際にあった事件をベースに作られた本作からは
多くの学ぶべき点があったと感じることができた。
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