「要素詰め込みすぎじゃない……?」仮面ライダーアギト MASKED RIDER AGITO PROJECT G4 MAGUNETTOさんの映画レビュー(感想・評価)
要素詰め込みすぎじゃない……?
前提として
・「仮面ライダーアギト」本編は35話まで視聴済
・「新たなる変身」は未視聴
なんだか全体的に要素を詰め込みすぎて、重厚なはずの内容があっさりになってしまった感が否めない。
G3-X=生を背負って闘う氷川誠、G4=死を背負って闘う水城史郎
という対比の構図は面白かった。
けど水城に入り込めない。濃いキャラであるはずなんだけど、3話分ぐらいの尺使わないと入り込めない。
氷川が水城に対してクソデカ感情を込めるまでの間も欲しかった。
レイと紗綾香が物語の起点程度で収まってしまったのがどうも気になる。
真魚が捕われるから翔一が戦いに行く→お互いを思う結果が進化に
という流れはまぁわかるんだけど、捕われるのは紗綾香でも良かったはず……
殺陣は本編と違わずカッコ良い。アギト×G3-X×ギルスvsアンノウン&G4のときの構図はかなり興奮した。
カメラワークもいい。音楽もカッコ良い。
でもなんで主題歌がウルフルズなんだ。
平成ライダー初の劇場作品として、面白い試みはかなりある。
本編に先駆けて最強フォームの登場(サブライダーも)、劇場版限定ライダー、高画質・高音質、本編のその後の展開を示唆するような終わり方……
結論として、正直観ても観なくてもよかった作品。
殺陣はカッコいいから本当にそこは見どころ。
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