「第一弾の渡り鳥は函館から、この作品でも、アキラは函館に帰ってきた。それも、北日本航空という、飛行機に乗って北帰行、友の遺骨抱いて帰って来た。でね、最後は、やはり青函連絡船なのよ。これが最終作です。」北帰行より 渡り鳥北へ帰る みすずあめさんの映画レビュー(感想・評価)
第一弾の渡り鳥は函館から、この作品でも、アキラは函館に帰ってきた。それも、北日本航空という、飛行機に乗って北帰行、友の遺骨抱いて帰って来た。でね、最後は、やはり青函連絡船なのよ。これが最終作です。
ギターを持った渡り鳥から3年。同じように同じところで、屋台のおじさんが、飴とふうせんを売っている。エンディングも、青函連絡船なのよ。ただね、三年前は相当古い船で、煙突から、黒い煙モクモクあげてたのが、今回は最新型。綺麗な船に変わっていました。確か、摩周丸?岸壁で、るりちゃんが、アキラを見送る。このあと、るりちゃんとアキラは何回かは共演してるけど、るりちゃんたら、相手をユージローに替えてまたヒットさてたよね。銀座の恋の物語。夕日の丘。赤いハンカチ。るりちゃんて歌うまいよね。ユージローも上手だけど、るりちゃんの声は大好きさ。そのあと、虎さんの愛人になって、ニヤけたダサ男と、実生活して、あまりの、お馬鹿さにデボースして、で、今さらなからに、アキラと一緒にお芝居やらデュエットしている。2014現在。まあ、昭和37年といえば、もう、テレビの、じだいになってしまいつつあって、オリンピックの時には、カラーテレビなんていう。とんでもない敵役が現れちゃう。吉永小百合さんとか、山内賢さんとか、スパイダーずとか、タイガーずとか、音楽だってアコースティックから、エレキてるになりつつあった。そういうわけで、ごーえーじさんがシブい役柄こなしていましたね。冬の北海道の、ロケはたいへんだったとおもうけど、裏がうさぎの毛の革のコートに、皮手袋。リボルバーコルトと、リーゼントのアキラは、最後までカッコイイまま、去って行きました。あの、花柄のギターもよく似合って居ましたね。時代や風土風習の記録映画としても、日活の長期地方ロケ作品は文化的な値打ちがあると思います。日活の偉いところは、デジタル修復して、綺麗な画面を保存して、necoで、みせてくれることです 。レーザーディスクの渡り鳥シリーズは、あまり画面がぱつとしないけど、何回もパイオニアkuroの60インチのプラズマで観たのが懐かしいです。ありがとう、渡り鳥映画、賭博師映画。日本で一番好きな映画です。次は、ファンシーダンス、蒲田行進曲、熱帯楽園倶楽部、カルメン故郷に帰る。あたりが、マイベストです。以上、みすずあめでした。シリーズおわり。