ロケーションのレビュー・感想・評価
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美保純
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製作予算は350万円。ゲリラ的なロケーションで人避けなどもままならぬ。風呂場でのレイプシーンではドタバタコメディだが、その風呂屋で働いていた女の子・笑子(美保)をそのまま女優として使う。映画監督が急きょ心臓発作で倒れ入院。それでもなんとか三日でクランクアップしなければならず、笑子を主演女優に添える。
母親を殺した男たちを次々と復讐するといった内容の映画だが、もしかすると笑子は本当に人殺しをしたんじゃないかと疑いを持たれたままロケーションは続く。最後には母親(大楠・二役)が生きていたということがわかり、娘である笑子が父親を殺したんだろ!と問い詰める緊迫した場面をそのまま映画として撮り続けるというクライマックス。
新人ながら美保純の才能が開花した映画でもあるが、途中までの笑えるエピソード以外はそれほど面白くもなく、もっとコメディ路線を突っ走っても良かったんじゃないか・・・まぁ、これも低予算なんだろうから無理か。
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