ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)のレビュー・感想・評価
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久しぶりに見た
ルパンが財宝を盗み出すのだが、それがマモーにとって本当に必要なものなのか疑問だった。マモーはなんでもできる王様みたいな存在なのに、富士子に指一本触れられず、ルパンに嫉妬していて童貞っぽかった。車やバイクがいちいちかっこよかった。
富士子はあんなに色気を売り物にしながら誰ともセックスをしていないので実は処女か、セックス恐怖症なのだろうか。それでなかったら、特に彼氏もいなさそうだし、むしろ禁欲的すぎる。叶姉妹みたいに愛人がいる感じもしない。
時折ルパンの表情が柳沢慎吾にそっくりだったので、実写化は柳沢慎吾を希望します。
壮大な物語と悪役がいい
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 65
ビジュアル: 65
音楽: 75
子供のアニメの印象が強いルパン三世だが、原作の劇画とテレビシリーズ一作目は対象年齢が比較的上だった。この映画もそうした流れを汲んでいて、基本的にはルパン三世なのだがちょっと大人な場面も登場する。
この映画シリーズ第一作の優れた点は、かなり物語が壮大であることだろう。クローン人間という最先端の概念を取り入れるだけでなく、永遠の若さという人類の夢をちらつかせたりクローンを使って人類の滅亡と再生を図ったりして展開する筋書きはなかなか見事。ただの頭のいい野心家の小男だと思っていた悪役マモーの、想像を遥かに超えた超大物ぶり(体の大きさも含めて)は歴代のルパンの悪役のなかでも相当なもの。神にすらなろうとした彼は、到底ただの犯罪者という範疇には収まるものではない。
ルパンシリーズでは宮崎駿の「カリオストロの城」が間違いなく傑作であり名高いが、あれは他のルパンとは明らかに雰囲気が違う。ルパンらしいルパンという意味においてなら、そして物語の大きさにおいて本作もよく出来ていると思う。なので映像技術の時代の古さとかも感じつつもそれなりにいい作品。こじんまりと健全にまとまった近年のルパンよりも楽しめる。
ルパンアニメ映画の第一作
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