劇場公開日 1958年1月15日

「スッキリとして楽しめるサスペンス映画。面白かった。」夜の牙 M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5スッキリとして楽しめるサスペンス映画。面白かった。

2022年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

石原裕次郎主演とあって観客も多かった。
岡田真澄、浅丘ルリ子、月丘夢路、西村 晃ら人気俳優が登場する日活映画。1958年1月の公開とあって世の中もかなり繁栄しネオンも光輝いている。サスペンス映画。
主人公の石原裕次郎が自分の戸籍を調べてみると死亡届が出され抹消されている。調べていくと長年会っていない弟と遺産相続が絡んでいることが判ってくる。

ヒーローの石原裕次郎は絶対的に安心して見ていられる主人公であり、喧嘩にも強い。貧しい出の主人公であるが今は町の医者。その主人公が裏社会に忍び入り「悪」を暴くストーリーはエンターテイメント映画としてスッキリしてとて面白い。監督は井上梅次。月丘夢路は、同監督の妻。

今の映画のつくりと違うのは、ごちゃごちゃしていないということだろうか。いろんな角度の視点・背景やエピソードなどを盛り込み過ぎないところがいい。刑事の探偵物語のようであるが、死んでいるはずの本人が刑事のように調べていき、ほぼ主人公の動きのみで映画が進んでいる。サスペンス映画としての仕掛けは、結構複雑で最後まで結論が分からず、ずっと目が話せなかった。純粋に楽しめた映画である。
それにしても、西村晃の追い詰められた役どころは凄い。誰にも真似できないリアル・迫力を醸し出している。

広島市映像文化ライブラリー 月丘夢路特集

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M.Joe