ヨコハマBJブルースのレビュー・感想・評価
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偽悪趣味のプロモーションビデオ
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折角の稀代のヒーロー松田優作を使いながらなんとも垢抜けないハードボイルドもどきを作ったものだ。冒頭からして便器にまたがり飯を食う、その後もやたらと便所が出てくるのは理解に苦しむ、工藤監督の偽悪趣味の圧しつけは勘弁してほしい。
プロットも思わせぶりでいい加減、悪役も男色の財津さんではふざけ過ぎで怖さは無いし暗いシーンばかりで横浜らしさも描けていない。あいつが黒幕だったという落ちも伏線もないし唐突、優作のプロモーションビデオで終わらせるのも気が引けたのか取ってつけたような結末だった、最後はおくりびとまがいの死に化粧は気味悪い、思わせぶりばかりで最後まで主人公の頭の中が意味不明、どんなキャラにしたかったのだろう。
近藤房之助ばりのブルースはいい味出していましたがステージ・シーンで十分、BGMもどきに何度も使うと野暮ったくなる、監督のセンスの悪さも致命的。
貶すばかりになってしまったが松田優作への思い入れの違いなのだろう。
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