「「応為」に欠落していたもの」闇の中の魑魅魍魎 ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
「応為」に欠落していたもの
新宿K's cinema開催「奇想天外映画祭2025」で鑑賞。幕末の土佐で活躍した、エキセントリックな芝居絵を描く実在の絵師、金蔵(絵金)の物語。
若かりし頃の怪優、麿赤兒のギラついた演技や女優3人の芝居(とくに加賀まり子のドSお姫様)が光る。
50年前の作品なので、現在の目で見ると演出や芝居がクドいとこやろや、麿の舞踏家としての側面を知らないと意味不明な踊りのシーンがあったりとかツッコミどころは多々あるけど、全体的には満足できた。
「おーい応為」に求めていたクリエイターの描写はこれだった。
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