劇場公開日 1973年8月11日

山口組三代目のレビュー・感想・評価

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4.0歴史的価値もある同作品を令和の今、銀座のど真ん中(丸の内TOEI)で本作を上映した大英断も天晴ですね。

2024年11月11日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

2014年11月10日に、日本が生んだ永遠不滅の大スター・高倉健氏が83歳で亡くなってから10年。
「没後10年 高倉健特集 銀幕での再会」として11月7日(木)東映本社にある直営館丸の内TOEIさんにて19作品一挙上映。
貴重な私物も展示された贅沢な特集上映でしたね。
本日は代表作『網走番外地』(1965)と『山口組三代目』(1973)の二作品鑑賞。

◎『山口組三代目』(1973)
先に公開された『ゴッドファーザー』の影響を受け、実在する三代目組長田岡一雄氏の自伝を映画化。当時は『仁義なき戦い』よりもヒットしたようですね。
血なまぐさい実録映画ではなく任侠をまっすぐ貫いた侠客映画。
ストーリーも田岡組長をご存じの方々なら「あるある」話が満載なのでしょう、特に絡んできた大男を目潰しで撃退してから、さらに技に磨きをかけようと練習するシーンは微笑ましいのですが、目潰しを躊躇なくできるところに胆力のある人物像を表現していましたね。
東映二枚看板の高倉健氏と菅原文太氏の競演もみどころです。
当時も制作過程で警察とのひと悶着はあったようですが、歴史的価値もある同作品を令和の今、銀座のど真ん中(丸の内TOEI)で本作を上映した大英断も天晴ですね。

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矢萩久登