「そんな血糊の付け方」もっとしなやかにもっとしたたかに Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
そんな血糊の付け方
ロマンポルノ方式なのか不必要な濡れ場が取ってつけたように挿入されて全体的に破綻しているようでもある。なぜ妻は戻ってきたのか?女性感というよりも男のコンプレックスや甘えを際立たせるための道具として女性を配置しているように思える。タイトルにあるような森下愛子の姿は「いやいや貴方より虐げられてるし、でも貴方より周りを大事にしているし」と言われているようで、そのために創られたキャラのように思える。それにしてもひでぇラストの展開は失笑するしかないが、情けない男の自虐感なんだろう。いい大人が興じるラジコン飛行機は地に落ちるが、現在から見れば、ラジコンやっててもいいんじゃないか。
まさに旬の森下愛子が輝く。
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