燃えよ剣(1966)のレビュー・感想・評価
全1件を表示
武州のバラガキ
クリックして本文を読む
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は既読です。
原作の前半を脚色して映画化。
土方歳三とライバル・七里研之助の戦い、歳三を愛する佐絵とのドラマに重点を置いていたため、原作が描こうとしていた喧嘩師としての生き様や、幕末最強の武装集団をつくり上げた組織づくりの才と云う面がオミットされていました。
単なる剣豪物語みたいになっていて、別に「燃えよ剣」でなくても良かったのでは?―と思いました。
池田屋事件をクライマックスに持って来て、七里との決着や佐絵との別れを描写し、「明治はあと3年に迫っている…」とナレーションが入って、終幕―。箱館戦争までを描く後編があるのかなぁ、と思いきや、無さげです(笑)。結局のところ、何を描きたかったのかよく分かりませんでした…
土方歳三役の栗塚旭は、生涯の当たり役と云うだけあって、動きなどがとても様になっていました。実際の歳三と風貌が似ているわけではないですが、目力ハンパないし、気迫が違うのよ常人とは!―当時29歳と知ってビックリ!―僕と3つしか変わらないじゃないか!―なのにこの風格…すごい!
コメントする (0件)
共感した! (2件)
全1件を表示