妻の青春

劇場公開日:

解説

「お茶漬の味」の山本武が製作し、林房雄の一連の“越智さん”物小説から「東京騎士伝」の光畑碩郎が脚色した家庭映画。小津安二郎に師事していた山本浩三の第一回監督作品である。撮影は「花咲く我が家」の井上晴二、「カルメン純情す」の木下忠司が音楽担当。出演者は「息子の青春」のコンビ北龍二、三宅邦子、それに磯貝元男、藤原元二、小園蓉子、笠智衆など。

1953年製作/43分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1953年2月5日

ストーリー

鎌倉に住む小説家の越智さんは、息子の晴彦をハワイ大学に留学させようと提議して、奥さんの大反対にあってしまった。附近に住む先輩の大久保先生は、小唄と三味線を夫婦一緒に習うことを勧めて、この夫婦喧嘩を鎮めてくれた。やはり近くに住んでいる漫画家の小川さんが結婚してからまだ一度も奥さん同伴で外出したことがないことを聞いた越智夫妻は協力して見事小川夫妻を買物に送り出した。これがきっかけとなって、越智さんたちも新婚時代を思い出してしまい、息子のハワイ留学の件もうまく結着がついた。その夜、留学を許されて若い歓声の上がる越智邸で、千代子夫人と越智さんは、力を合わせて幸福な生活をして行こうと語りあうのであった。

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