南へ走れ、海の道を!のレビュー・感想・評価
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いつまでも記憶に残ったシーン
昔観た記憶があって、主人公・岩城滉一が討ち入りをやって恋人のもとに帰ろうとするとき、撃たれてしまって、恋人に抱かれて死んでしまうシーン。それから、その恋人・安田成美が血まみれでヤクザのドンを撃つラストシーン。主人公が討ち入りで首をかすめるように撃たれて血を流して階段を上がっていく様は、「タクシードライバー」を連想する。
こんなシーンをずっと憶えていたのは、それだけインパクトがあったんだろうなと。その記憶の映画の題名が思い出せなかったんですが、SNSで80年代の観ておきたい映画リストの中に、それらしき題名の映画あってこれだ!って思って、その勢いで、アマプラで配信をみつけて観ました。
当時を思いだしながら、1時間45分ノンストップでみることができました。80年代の熱さがそのままに確かに暴力シーンは粗削りですが、当時の俳優たちの熱い演技もみごたえある映画です。
二人の兄弟が死んでしまうのは悲しいところで、暴力で立ち向かい、暴力で返していく連鎖は悲しみしか生まないと思いました。
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岩城滉一は超人
軽い気持ちで観たら、途中からぐいぐいはまっていた。ストーリーはいかにも昭和的なありふれたものだったが、沖縄の夜に似つかわしくない安田成美がまぶしすぎる。室田日出男はここでも好演。岩城滉一は超人的でかっこいいが、なぜ彼を撃たなかったのかはわからなかった。ただこの映画暴力シーンが痛々しくて、思わず目を背けること多々。
あと数日で令和だけれど、昭和もいいなと心より思うのであった。
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