緑の街

劇場公開日:

解説

映画を撮ると宣言した人気ミュージシャンが、様々な困難にぶつかりながらも作品を完成させるまでを描いたドラマ。監督・脚本は「いつかどこかで」の小田和正。撮影を「WINDS OF GOD」の西浦清と、今井裕二が担当している。主演は「愛する」の渡部篤郎。尚、本作は1997年8月30日を皮切りに全国120箇所のホールや公会堂での巡回上映を経て、劇場公開となった。

1998年製作/118分/日本
配給:ファーイーストクラブ
劇場公開日:1998年1月31日

ストーリー

売れっ子ミュージシャンの夏目草介が、突然映画を撮ることを宣言した。映画ビジネスはリスクが大きすぎると言って猛反対する事務所の社長・坂本を押し切り、既に書き上げていた脚本の映画化を進める草介。だが、彼は様々な困難にぶちあたることになる。まず、映画の配給元が主演女優を勝手に選んできてしまったのだ。主人公を、今は劇団の裏方をしている元女優の一ノ瀬信子で当て書きしていた草介は、それを拒否。強引に信子を担ぎ出し、撮影に入る。だが、現場は素人監督にあまり協力的ではなかった。何かと撮影監督の田村が間に入ってくれるも、諍いが絶えない現場。それでも撮影は進み、いよいよラストシーンの撮影を迎える。ところが、それまで順調だった信子がNGを連発。実は、草介が書いた脚本「遠い海辺」の中に出てくるミュージシャンと女優は、草介と信子の過去をダブらせたものだったのだ。草介の書いたエンディングに納得のいかない信子は、カメラの前に立つことが出来ない。そうしているうちに撮影日程や予算がきつくなり、スポンサーやタイアップも降り、遂には草介と田村の仲に亀裂が入って、映画は暗礁に乗り上げてしまう。失意の草介は、しかし事務所の社長や助監督らに励まされ、映画を作りたいという気持ちをストレートにスタッフに説得。ラストシーンも書き直し、見事に映画を完成させるのであった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5映画を撮るということは

2023年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

小田和正が監督した映画のメイキングのような作品かな。 主人公(渡部篤郎)は大物歌手で、突然映画を脚本・監督で撮ると言い出す。 一大プロジェクトのリーダーとなるのだが、周りは映画界のベテラン揃いで、うまく行く筈もなく・・・。 少し自虐的なところも見られるが、老婆心で観ることに。

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