(秘)色情めす市場
劇場公開日 1974年9月11日
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まあ確かにフランス映画っぽいが、だからこそ全然面白くない。当時の西成あたりの活写は歴史資料的価値あり、だが。だったら、真性のフランス映画や坂本のどついたるねん、を再見する方が。修行のために観る類い。
何なんだ、この世界観はまるで観たことのない雰囲気であった母親の妊娠と流産、それを知った主人公の表情。「私もああやったんや」絶望を知る。
本サイトのニュースに釣られて鑑賞。先週観たサバカンも昭和の風景を描いていたが、これも昭和の原風景。あの時代はこんな空気があった。白黒の映像で、強烈な内容をマイルドに見られるようにしてくれた分、昭和の時代の生き様が心に残る。それでも生きて行こうというたくましさも、昭和の風景。昭和を語る上で、残すべき作品。現代に見返して、昔のたくましさを思い出すべき。あの時代が良いとは言わないが、ハングリーさは今リストアすべき。
失望感と閉塞感漂う街とそこで生きるしかない人々の生き様を描いているが、物語は渇いてなどおらず血の通った湿り気で満ち満ちている。印象的なシーンはたくさんあるが、知的障碍の弟をコンニャクで慰める時の芹明香の表情と「長生きしてやぁ...」の台詞が特に忘れられない。
魅力的。押し付けがましくない。
泣ける
興奮
芹明香と大阪のスラムの退廃ぶりが凄まじい。それでも人間は生きていくしかないのだと覚悟を迫られ、どうあっても生きていけばよいという開放感もある。
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