「若き西村雅彦さんが準主役級の活躍」マルタイの女 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
若き西村雅彦さんが準主役級の活躍
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この映画、レビューの評価はあまり良くないのだけれど、私は十分に面白かったです。
伊丹十三さんが、自分の襲撃事件の自身の体験を脚本に反映しているから、かなりリアルに感じます。
若き西村雅彦さんが真面目で優秀な刑事役。準主役級の活躍で、ハマリ役でした。
主役の宮本信子さんが、クライマックスの襲撃事件で命拾いした後、銀座を走る車のサンルーフを開けて、上半身を晒しながら「私は今生きているー!バンザーイ」と喜び叫ぶ場面は、襲撃を受けた伊丹監督の実感が反映していると思いました。
カルト的な集団による理不尽で執拗な暴力の怖さも、かなり厳しく描いていましたね。
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