「マルサの女をマルサする‼️」マルサの女 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
マルサの女をマルサする‼️
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「タンポポ」や「スーパーの女」も捨てがたいけど、この「マルサの女」が伊丹十三監督の最高傑作でしょうね‼️国税局査察官、通称 "マルサ"。マルサこと板倉亮子は、ラブホテルなどを経営する実業家・権藤の脱税を暴くため対決する・・・‼️まず国税局査察部を映画の題材にする、その着眼点が素晴らしいですね‼️マルサ側はオカッパ頭にそばかすの宮本信子さんはじめ津川雅彦、大地康雄‼️対するは山崎努‼️権藤という役名も「天国と地獄」という黒澤明監督の傑作を思い出すと感慨深い‼️周到に準備するマルサに対し、山崎努も抜かりなく対応‼️両方ともホントに頭がいい‼️伊丹監督の取材力がハンパないですね‼️いかにもアメリカ映画が描きそうな題材を、うまく日本に舞台を移して描き、しかもアメリカ映画並みにテンポが良く軽快‼️本田俊之の音楽もミョーに耳に焼きついてます‼️権藤側の印鑑、通帳、現金の隠しっぷり、そして大地康雄が履いてる「閉じられかけのドアに挟まれても、ダンプカーに踏まれても大丈夫な靴」もホント笑える‼️二世は親を超えられないと言うけど、父・伊丹万作監督に匹敵する映画魂を持ってた伊丹十三監督でしたね‼️
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トミーさんのコメント
2024年11月13日
共感ありがとうございます。
軽やかなテンポっていうんですかね?在りますね。タンポポもそうですが、宮本信子さんの生活感漂う中、ちょいちょい出るスタイリッシュさもイイですね。