「違和感はあるが」本陣殺人事件 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
違和感はあるが
備前路の本陣だった旧家である、一柳家の当主賢蔵の婚儀が執り行われる。しかしその夜、賢蔵と新妻克子は、血まみれとなった姿で亡くなってしまう。現場は密室状態だったが、三本指の不審な男が犯人と思われ。
金田一耕助は、中尾彬。以前観た「悪霊島」では中尾は被害者役だったし、定番の格好とはかけ離れたジーパン姿に違和感があります。物語は、あっと驚く真相に一気に迫るのではなく、観客とともに徐々に真相へ近づく演出に、物足りなさがありました。それでも、利用された三本指の男が哀れで悲しい。
オープニングロールに「音楽 大林宣彦」とあり、意外でした。
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