ぼくらの七日間戦争のレビュー・感想・評価
全28件中、21~28件目を表示
レベルの低い昔の映画
アニメ化されると聞いて原作も読んで30年前の本作も見てみたが、当時原作を読んでこの映画を見た人はガッカリしただろうなあ。原作は中学生が知力を尽くして大人の不正を糺す物語なのに、映画の方は大人を糺すどころか暴力を使って機動隊と戦い、挙げ句の果てに教師は過剰暴力を振るうというとんでもない映画である、これでは大人どもに何のダメージも与えていない、いくら当時の日本映画のレベルが低かったと言ってこんな映画よく公開したもんだ。今回のアニメ化はもう少しマシであることを期待したい、いま日本文化の才能は大部分アニメ界に集中していることを信じよう。
昔の映画なのに現代的というか
BS-TBS録画鑑賞。 「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」が大好...
校則を盾にして細かく厳しい教師陣もひどいし、母親たちのしつけが悪...
校則を盾にして細かく厳しい教師陣もひどいし、母親たちのしつけが悪いとも言える。なんと言っても中一の生徒も遊びたいだけの集団心理といった、ひどい人間だらけだ。かつて『どぶ川学級』という映画もあったが、楽しいはずの集団逃避も何日も続くと飽きてしまうというテーマが懐かしい。
80年代というと、校内暴力が大流行し、不良と呼ばれた若者たちは右翼化傾向にあった時代だ。世の中の不満と言っても、身の回りの単純なことばかり。言ってみれば、単なる“わがまま”という簡単な構図だ。これというのもバブルを迎える前の、何をやっても上手くいく時代を象徴していたのでしょう。教育問題を全面に押し出しながらも、社会に対する安心感が溢れていて、かなり脳天気としか言いようが無い。ラストに花火のファンタジーでスッキリさせるなんて手法は、それまでの教育に対するテーマを水に流してしまうといった一種の“逃げ”の手法ですな。
こうして批判的に書いてはみたものの、バブル当時に観ていればこんな発想すら生まれずに単純に楽しめる映画だったのだ(と思う)。
今みたら・・・・
全28件中、21~28件目を表示