ボクサー(1977)のレビュー・感想・評価
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文太兄ィ、念願の企画‼️
かつての栄光はどこへな元ボクサーの中年トレーナーと、足に障害を抱えながらもボクサーとしての頂点を目指す青年の物語‼️なんでも菅原文太が「ロッキー」に感動して、昔から温めていた企画を東映に売り込んだらしいです‼️菅原文太がボクサーでも良かったくらいボクシングがサマになってるし、清水健太郎もなかなか魅力的‼️冒頭のリングへ向かうボクサーたちの姿を、単色の画面で描いたシーンがホント素晴らしい‼️ただ監督が寺山修司だけに、食堂のシーンのチンドン屋的な雰囲気や、文太の娘が一人海辺を歩いていくシーンなど、全体から観るとチョット浮いてる‼️もっと硬派に徹した作りが良かった気がする‼️
時代を象徴するボクシング映画
リングに向かう狭い通路を静かに行き交うボクサー、閉塞感を見事に表現しきった冒頭が非常に印象的。
昔の都電荒川線とか木場橋の下に浮かんでいる材木とか、昔の東京の街並みを興味深く見つめる。
ドーベルマンだと思う犬が可愛いし非常に効果的。
清水健太郎がカッコいい、具志堅用高がカッコいい
食堂のシーンは寺山修司らしくごっちゃごちゃ。面白くて、そこがなくては成立しない作品だが、個人的には苦手。
時代を象徴するようなボクシング映画。良くも悪くも1970年代という時代が素直に映し出されていた。
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