劇場公開日 1984年6月

変態家族 兄貴の嫁さんのレビュー・感想・評価

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3.5小津安二郎風の棒読みが笑える(笑)特に大杉漣(笑)

2025年7月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

知的

1984年公開作品
監督と脚本は『ファンシイダンス』『シコふんじゃった。』『Shall We ダンス?』『それでもボクはやってない』『舞妓はレディ』の周防正行

周防監督のデビュー作
成人映画による小津安二郎監督作品のパロディ
リスペクトしてるのにピンク映画
悪意はない
当時実績がない若手が映画を撮るには成人映画が手っ取り早い
小津監督は63年に他界してるし84年時点ではもうシャレとして通用できたんだろうか

一番の変態は秋子

トルコで秋子が淡々と仕事をしながら客と会話をするシーン
バーのマダムの隣でマスターに収まっている幸一のシーン
なんでもないが周防監督の非凡さを感じた

小津安二郎風の棒読みが笑える

でも日常会話のリアルこそ棒読みではないか
いやそういえばそうだよ
オタクに媚びたアニメの演技がむしろ不自然
棒読み批判するオタク系レビュアーのほうが間違っている
棒読み?それがどうした?何も悪くないぞ
だからそういう人は好きなアニメ以外レビューしないでほしい
自分はそんなレビュアーが書いた文章は絶対に読みたくない
それに改めて気づかさせてくれた作品である
棒読み最高(笑)

配役
幸一の妻の間宮百合子に風かおる
幸一の姉の秋子に山地美貴
バー「ちゃばん」のマダムに麻生うさぎ
秋子と幸一と和夫の父の間宮周吉に大杉漣
間宮家の長男の幸一に下元史朗
幸一の弟の和夫に首藤啓
従兄の間宮秀三に深野晴彦
近所の若夫婦の夫に原懶舞
近所の若夫婦の妻に花山らら

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野川新栄

1.0いくら小津さんが好きでも、少し遊びすぎじゃないでしょうか? 大杉漣...

2019年11月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

いくら小津さんが好きでも、少し遊びすぎじゃないでしょうか?
大杉漣もかなり若いし、とても笠智衆にはみえないですよ(笑)

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ちゆう

3.5小津風ピンク映画

2012年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

知的

 この映画が有名な周防正行監督作品って知っている人は何人いるんだろうか?小津に傾倒している周防監督は、撮り方がやっぱり似てますね。ま、そりゃそうなんだが。
 んでこの作品はタイトルを読むとわかりますが、ピンク映画です。んでこれがまたなかなか面白い。ピンク映画なのに小津テイスト。小津安二郎がピンク映画を撮るなんてそんなことは100%ありえないわけだが、もし仮に撮っていたとしたら、やっぱりこういう作り方になるんだろうなと思いますね。まあ小津作品を観ていないとピンとこないかもしれませんが。
 だからある意味、周防監督の「実験映画」なのかもしれません。それはそれでいいと思うし。

オマージュというよりリスペクトに近いかな?

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青山大輔