劇場公開日 1996年7月27日

Helplessのレビュー・感想・評価

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4.0Helplessな(遣る瀬無い)思いを抱いていたのは、誰であったか…

2024年4月29日
PCから投稿

「おやじ」をめぐる映画である。荒唐無稽なストーリーなのかもしれない。「おやじ」の素性は映画の中で一切明らかにされない。しかしながら散りばめられたイメージ・記号をひとつひとつ拾い上げていくと、隠喩としての「おやじ」がぼんやりと浮かび上がってくる。

「おやじ」が死んだ。尊崇を一身に集めたカリスマである「おやじ」が死んでしまった。そのことについて、遣る瀬無い(helplessな)思いを抱いていたのは一体誰であったか。そのhelplessな多くの魂が、今も鎮魂されずに辺りを彷徨っているのかもしれない。あてもなく徘徊・彷徨する登場人物は、帰る場所のない魂のメタファーでもある。行き場のない、浮かばれない無数の魂の愛憎、栄辱、功罪が(昭和史の矛盾が)主人公の中で爆発する…

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Rosalind

3.5無機質で、説明がない作品で、救いようのない内容で、閉鎖的であったが...

2023年11月4日
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無機質で、説明がない作品で、救いようのない内容で、閉鎖的であったが、全く飽きずに観れたので、良い作品なんだと思った。

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おれ

3.0北九州サーガ3部作の序章

2023年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

青山の三部作を逆に見てしまったので、印象を整理する必要がある。本作品単体で見ると少し物足りない。しかし🎦ユリイカの序章とすると多くのカギが隠されている。まず三作ともロードムービーの体を為してはいるが、ほとんど九州から出る事がない。ロードムービーと呼んでいいかどうか凄く迷うところであるが、青山の、特にこの3部作に車による風景は絶対的に必要なカットであった事は言うまでもない。逃れる事の出来ぬ地元の縛りと、そこから逃れたくても逃れる術を持たぬ者たちの、不器用な生き様が、求めてもいない者同士の繋がりの中でがんじがらめになって織りなす僅かな波紋を、何事もなく流れていく世間の空気の中の淀みのようなさざ波としてとらえた空気感は、ワンカットの長回しの中に流れる僅かな時間のレイヤーに似ていると言える。映画だけでは前後の関係を突かぬのがかなり難しく原作を読む必要があるのかもだが、読まずして想像で感じるこの時の移り変わりの空気感とそれを包み込む光、それこそがフィルムの語る唯一の言語となってみる我々の心に沁み込んでくるのであろう。

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mark108hello

3.5虚無感

2023年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

今では考えられないヤサグレた光石研が賢くも無いチンピラ役を妹がいる設定を含め何となく長渕剛の「とんぼ」みたいで、全体的な雰囲気が北野武を彷彿とさせる無機質な感覚と説明過多にならない演出描写。

急に感情を爆発させる浅野忠信の演技というか存在感に魅了されながらこの作品で青山真治を認識し、当時は高校生で二十歳前半くらいまでは浅野忠信を追いかけて劇場に通っていた。

昔から浅野忠信が大好きだったが本作のジャケットにヤラれた感が絶大、忠信が着ていたNirvanaのTシャツが今ではバカみたいな値段のヴィンテージ!?

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万年 東一

1.0私にとってもHelpless(救いようがない)映画でした

2022年12月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

浅野忠信と光石研の若い頃の姿が見れたのが唯一の救いでした

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あっちゃんのパパと

2.5色々詰め込んだ

2022年8月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

当時ではかっこいい!みたいな象徴?の作品。なんか全てが浅い‥親分を殺したい動悸、障害のある妹、父自死、フライパンで殺す、いじめられっ子を救う‥片腕のレプリカ感半端ない笑

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いつこ

2.5若き浅野忠信

2022年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

とりとめのなさすぎるストーリーでした。

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tuna