ヒルコ 妖怪ハンターのレビュー・感想・評価
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古くても良い物は良い
結構好き…じゃなくてかなり好き
何だかんだで公開後からレンタルを4回程している作品になった。(DVD買えよ)
古きゆかしい特撮映画で怖さを味わうと言うよりは懐古趣味的な味わいが強い。
特撮なので目を見張る演出はないが、個人的に夏場のワンシーンを感じさせる。
田舎のロケーションは素晴らしいと思う。
諸星大二郎の原作とは圧倒的に雰囲気が違う為、原作ファンには向かないと思う。原作はキャラクターが総じて暗い(笑)笑っていても陰がある。
負の何かを背負った顔をしている。
作品は徹底的にホラーに寄せてはおらず、沢田研二がドタバタと見苦しい様を見せ続けて、「何をやってんだ?」と突っ込んでしまう。
30年前の日本の作品でそこまで本格的なホラーを見せつけるものは無かったと思うから、沢田研二にワザワザ三枚目をやらせ、ドタバタにしてホラー慣れしてない観客のレベルに合わせていたと思いたい。
その見苦しいドタバタを除けば、陰惨な歴史を持つ物語を“それなりに”見せてくれているとも言えなくない。
これほど、キンチョール買いたくなる映画もないとは思うので、大日本除虫菊株式会社は大きなスポンサーだったのだろうか?
諸星大二郎ファンは×ですが、少年ドラマシリーズファンとしては〇
顔から足の生えた竹中直人が追いかけてくる
・妖怪アイテムを持った考古学者(沢田研二)と背中に人面そうが現れる少年まさおくんの夏の妖怪退治
・沢田研二の演技が池田成志っぽかった
・頭がおかしくなった用務員(室田日出男)のおじさんに鎌で追っかけ回される
・エイリアン×いにしえの考古学といったところか
・画面一杯に映る人物二人の顔のアップが多いのが印象的
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