「アナログなホラー」ヒルコ 妖怪ハンター bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
アナログなホラー
なんとなくHuluで映画を探していて、たまたま目についたので鑑賞。
何とも言えない、91年のアナログ妖怪ホラー。主演も若き日の沢田研二というから、時代の流れを感じれる。また、今は亡き室田日出男も出演しており、懐かしく鑑賞。
ストーリーは、学校の敷地にあるとされる、怨霊を封じ込めた石室を巡り、妖怪と考古学者との対決が繰り広げられる。そこに、その学校の生徒達が絡んで、妖怪ヒルコとの血生臭い真実が明らかになっていく。
当時にしたら、それなりの怖さもあるのだろうが、今観るとコメディにも見える。血飛沫あげて首を切り落としたり、女の顔した蜘蛛妖怪等、まぁ、不気味さの演出を沢田研二のコミカルな演技で中和している。
舞台が、木造の学校というのも、和製ホラーの鉄板。殺虫剤で妖怪を退治するのも笑える。でもCG全盛の映像界において、アナログなこのビジュアル、嫌いじゃないかな(笑)
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