「雪の橋に転がる蜜柑」緋牡丹博徒 お竜参上 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
雪の橋に転がる蜜柑
クリックして本文を読む
日本映画専門チャンネルで鑑賞(4K版)。
「緋牡丹博徒」シリーズを観るのは今回が初めてであった。藤純子(現、富司純子)の美しさと男も怯む啖呵の鋭さに惚れ惚れさせられた。その美貌は4K画質でより際立ち、色褪せぬ魅力を放つ。
シリーズの中で加藤泰が監督した3作目、6作目である本作、そして7作目が、名作だと言われているらしい。加藤監督の持ち味は映像の格調高さにあるとのことだが、確かに、雪の橋の上でのお竜と青山のシーン(転がる蜜柑)の切なさは、文芸映画のような文学性を放っていたように思う。
コメントする
