「幸せの舟よどこへ行く」必殺!5 黄金の血 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せの舟よどこへ行く
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必殺シリーズ劇場版第5作。
Blu-rayで鑑賞。
テレビシリーズは再放送を観たことがあります。
金相場にまつわる陰謀は3作目でも描かれていたことなので目新しさが無いし(当時のバブル経済を反映させるとなるとこうならざるを得ないのかも…)、同作にも出演していた岸部一徳が別役で再出演していたので少々混乱しました(笑)。
政とお浅の悲恋を軸に、怪物感(所謂荒唐無稽感)満載な暗殺集団・地獄組と仕事人たちの戦いが繰り広げられました。
赤目コウモリの放つ鳴き声と超音波を道標に、盲目の殺し屋たちが狙った相手を血祭りに上げていく様は恐怖そのもの。
首領・赤目を演じていたのが死神博士で有名な天本英世氏。イカデビルには変身しませんでしたが、不気味さハンパねぇ…
幸せの舟教団と呼べばいいのか、新興宗教の教祖みたいになってしまったお浅の末路はあまりにも可哀想過ぎました。
そんなお浅に心底惚れていた政。仕事人から足を洗っていたにも関わらず、仕事人として果てたその最期も悲しみ深く…
ふたりを乗せた幸せの舟が、無事に極楽へと辿り着いていることを祈りたい。あ、政は極楽じゃなくて地獄かもなぁ…
勢いが衰えて来た感があるなぁ、と…。これまでの劇場版と比べて、明らかにスケールダウンしている印象でした。
テレビシリーズとは一味違ったハードで壮絶な展開を期待していましたが、これならテレビスペシャルで充分かも…
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