「父親の立場でもないのに共感…」晩春 とばさんの映画レビュー(感想・評価)
父親の立場でもないのに共感…
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小津監督の映画まともに見たことなかったのですが、BSでしてたので視聴
娘をおくりだす父の気持ちがなんとなくわかるような…
それにしても、白黒なのに映像が美しく見えたのはすごい
ところどころにはいる日本的な要素の能や塔はすごく印象的
小津監督って塔が好きなのでしょうか?塔というより京都?
よくでてくるような…
ラストシーンは父が号泣する演技に、と監督は指示したそうですが
あのシーンの方が味があってよかった
今の時代、結婚してもしょっちゅう実家に遊びに?帰ったりするのもあたりまえですが、
昔って一回女性が家を出るともう、ちょっとやそっとじゃ戻らない、戻らせない覚悟みたいなのがあったんでしょうか
でもそのわりに娘の親友は出戻っているけれど
古い価値観と新しい価値観のはざまで…という感じがした
よく議論されている、父と娘が並んで眠る壺のシーンもみましたが、
映画全体からみたら、ただ風景をうつすシーンのように見えてしまった
確かに意味深だけど、
母親不在という少し一般と違う状況で、
結婚前の父と娘が並んで眠っている状況だからあーだこーだ議論されているのかな、と思ったりしました
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