劇場公開日 1997年2月1日

「リアリティとか説得力とか足りない」パラサイト・イヴ ジョン・ドゥさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0リアリティとか説得力とか足りない

2024年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

人間の細胞内に存在するミトコンドリアが意思を持ち人類への攻撃を始める…
最初の自立型ミトコンドリア・イブの誕生過程が、死亡した宿主の肝細胞を培養したら自由行動できるようになりましたとか納得できない。
一滴の体細胞で他人の身体を支配したり他人に移植した腎臓から子宮を改造したりできるのなら脳死の時点で宿主の体を奪うとかできなかったのか?
他人のミトコンドリアを操り熱暴走で身体を炎上させているが脳細胞を焼き切る方が速いと思う。
そもそもイブが覚醒した時点で世界中のミトコンドリアが追従するわけではなく視界内しか操れないような描写なのでイマイチ危機感が感じられない。
原作小説を含め当時はかなり話題になっていたが、こんなヘッポコSFとは思ってなかった。
あと赤い手術着は嘘くさい。

ジョン・ドゥ