劇場公開日 1960年11月23日

裸の島(1960)のレビュー・感想・評価

全13件を表示

裸の島

2026年1月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:その他

横浜市南公会堂で《横浜キネマ倶楽部 第70回上映会》新藤兼人 脚本・監督『裸の島』鑑賞。一切の台詞が無くても役者の表現力だけで心が震えた。(「乙羽信子、へっぴり腰過ぎないか」とは少し思ったけど。) 上映後の"交流会"では他の観客の感想や会長さんの解説等が聞いて多いに刺激になったっス。#55

コメントする (0件)
共感した! 0件)
はにわさん in 2026

4.0先祖の暮らし

2026年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

新藤兼人監督(1912-2012)の作品を初めて観たのは、たぶん「一枚のハガキ」(11)だったと思います。99歳、49作目の作品は遺作となってしまいましたが、この作品に込められた監督の反戦への思いは非常に重いものがあります。「私が生き、仕事を続けてこられたのは、突き詰めていくと94人の犠牲のおかげであると、私はそのことをいつか言わなきゃならないと思ってきました。今まで言えなかったこの事を最後の仕事として映画を作ろうと思ったわけです。今回、それが果たせて本当によかった。」本当に信念の人だと思います。「裸の島」は、タイトルからして不思議ですが、台詞を排し、映像と音、音楽だけでぐいぐいと迫ってくる作品でした。単調なシーンが延々と続くことにも当然意味があって、小さな島暮らしの貧しさ、厳しさがひしひしと伝わってきます。片時も休まず働き続ける両親と親を助けるために奔走している兄弟には、ゆっくり団らんという場面もありませんが、家族の温もりが十分に伝わってきました。自分には島暮らしの経験はありませんが、遠い先祖がこれに似た経験をして、そのお陰で今の生活があるかのような気持ちになりました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
赤ヒゲ

凄いな、この尖り具合

2025年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

さようなら 昭和百年特集 で鑑賞

 瀬戸内海の水もない小島でへばりつくようにたった4人で生きる家族の日々を淡々と描いた新藤兼人さんの脚本・監督作です。この作品の大きな特徴は、鳴き声や笑い声以外には台詞が一切ない事です。脚本家である新藤さんが台詞のない映画を作るのですから、その尖がり具合に驚かされます。

 家族が住む島は本当に小さく、地面の殆どが耕されて農地になっています。しかし水がない為に、伝馬船を漕いで水のある地から汲んで来ます。世の中にはテレビが出始めた時代の様ですが、島には電気もガスも勿論ありません。なぜそんな島に暮らしているのかの説明もありません。ただ淡々と生を紡ぐのです。それが全く会話がないまま描かれます。でも、生きる事の素の姿を言葉で隠さず表そうとするとこうなったのでしょう。「言葉から遠い所で佇んでいたい」という『旅と日々』の言葉を思い出した。

 この時代にこの先鋭性は凄いな。そして、乙羽信子さんの気丈さが美しいな。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
La Strada

5.0観終わった時、この一家の人生を共有していたことに気付かされ、圧倒的な感動に包まれていた

2019年10月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

もちろん裸で暮らしているわけではない
何もない極貧の離れ小島という意味
同時にそれを何ら装飾もなくありのままに撮影するという意味でもある

ならばドキュメンタリーで良いでないか?
何ゆえに俳優が演じるのか?
本人か地元の素人で良いのではないのか?

そもそも何ゆえに台詞がないのか?
本作のテーマとは一体何なのか?
監督は一体何を語ろうとしているのか?

こういった疑問がいくつもぐるぐると渦巻きながら、離れ小島に暮らす極貧の一家の厳しい日常を、この台詞のない映画として私達は追体験していく

単調な重労働だけの日常に会話はない
単に繰り返されるだけだ
そこには交換されるべき情報というものはない
よって、言葉もないのだ
子供ですら言葉を発しはしない

ではドラマはないのか?
そんなことはない、ドラマはある
ハプニングが起こり一家の楽しい思い出が作られるシーンがある
とても悲しい事件も起こる
それゆえに俳優が必要だったのだ
絶対に演技力を持った本格派の俳優でなければできないドラマがあるのだ

ではなぜ台詞はないのか
効果音はある、音楽もある
だからサイレント映画ではない
だかサイレント映画の技法に近い
しかも字幕もないのだ
ヒッチコックの言葉
良い映画なら、音を消しても観衆は何が起こっているかはっきりと思い描くことが出来るだろう。

明らかに会話がなされているはずのシーンも幾つかあるが台詞はない
映像で解決済みであるから不要としてそぎ落とされていたのだ

見事な撮影と脚本と演出だ
低予算ではあっても、本作に空撮は絶対に必要で無ければならないとの判断が下されているのだ
そしてそれは冒頭とラストシーンで素晴らしい効果を揚げているのだ

観終わった時、私達はこの一家の一員となっている
この一家の人生を共有していたのだ
圧倒的な感動に包まれている自分に気付くのだ
涙すら滲むだろう

コメントする (0件)
共感した! 3件)
あき240

3.0淡々と続く日常と家族の絆

2019年4月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

家族が暮らす瀬戸内海と家族旅行で訪れた尾道の風景がとても風情があって美しい。
水に恵まれない島で暮らしている為に、わざわざ船で行き来して水を運ばなくてはいけない最悪の環境だ。
それでも、子供も総出で助け合う姿には充実感みたいなものがみなぎっていて少し羨ましくも感じた。
息子の急死など突然の不幸に襲われても日常は続いていく。
ラストに奥さんが突然、桶に汲んできた水を撒き散らし、作物を引き抜いていく姿をただ傍でみつめた後に何事もなかったかのように畑仕事に戻る旦那の姿が冷たくも頼もしく思えた。
白黒で台詞は一切なく序盤から単調な日常風景が続くので、何度も眠気に襲われた。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
nia

4.0あの坂を水桶持って登るのか?

2019年4月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

あの家族の生活は今見ると衝撃だ。

船に乗ってあれだけの水を汲みにいくだけで重労働なのに、あそこで暮らし続ける事の苦しさ。
台詞はまったく無しで、唯一音羽信子が泣くとき位と思った。
モノクロとあのBGMのみの雰囲気にただただストーリーを追わされ続けるのだ。

「1枚のはがき」でも水桶を持って運ぶシーンがあったので、のちにこの作品を見たら、監督は水桶運ばせるのが好きなのか?と思った(笑)

長男死亡後も淡々と続く生活に何を見るのか?
衝撃的作品だ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
うにたん♪(DCPにも抜け穴ある)

3.0~無情で残酷な島~

2019年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
映画人

3.0まあまあだった

2018年12月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
吉泉知彦

3.5これはまた評価の難しい作品ですね。 映画の背景は描かれてませんが、...

2018年12月12日
iPhoneアプリから投稿

これはまた評価の難しい作品ですね。
映画の背景は描かれてませんが、おそらく流れ者らしい夫婦が島で暮らしている。
来る日も来る日も、水を汲み、畑に水を撒き、農作物を作る日々。
鯛が一匹釣れれば、街に出て買い物して外食も出来るのなら漁業に転換した方が良いのではないか。
実験的作品として評価は高いのかもしれませんが、それほど心打つ物は感じられませんでした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
やまぼうし

2.0疑問が残る

2018年12月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

この一家が孤島に住む説明が欲しかった。現代とは違い過ぎる生活にも共感出来ず途中は何度か眠気に襲われzzz…セリフなしの驚くべき作品ですが疑問も残った。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2018-239

コメントする (0件)
共感した! 0件)
隣組

5.0傑作

2017年3月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

派手な演出もなにもなく映像美と配役の演技力でこれほどの骨太な作品に仕立て上げるとは❗お勧めです

コメントする (0件)
共感した! 1件)
mark108hello

5.0日本インディーズ映画の礎が築かれた

2015年1月17日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
近大

5.0絶対にお勧め。観てください。

2014年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

静かな映画。セリフが無い。全く無いわけではないが、島での生活を覗いているような。自然、美しい景色、力強い人々。それだけでセリフはいらない。
今はない当時の日本の風景が見られる。

音楽もとても良い。

コメンタリーで監督と音楽担当が当時を語っています。

白黒ですが画像がキレイです。

時々、観たくなる映画です。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
サブ