劇場公開日 2000年3月11日

破線のマリスのレビュー・感想・評価

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4.0マリス malice〔mǽlis〕n. 悪意、敵意、犯意

2023年1月6日
スマートフォンから投稿

息子のストーキング能力高すぎぃ!いや、でもかなり面白い作品だと思う。
信頼させようとして喫茶店のマスターの偽物をつかうくだりなんかは、よく考えられてる。

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collectible

3.0未消化気味

2019年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

テレビの編集者(黒木瞳)が郵政省の内部告発者からの情報提供により、特ダネを放送する。
汚職疑惑を追いかけていた弁護士の不審死に関するものだったが、自分たちが騙されていたことに気付く。
放送で犯人とされた郵政省職員(陣内孝則)は左遷され、恨みを抱いて編集者に近づく。
じゃあ、誰が?

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いやよセブン

もはやコメディ

2016年5月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

寝られる

最後のビデオテープのオチは、最早コメディ。

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おりこう

3.0冷静さを失い崩壊していく人格

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

難しい

総合:55点
ストーリー: 40
キャスト: 70
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 60

 テレビ局が自分の描きたい物語を無理やり作って都合よく情報を操作したい。そんなことばかりやっているマスコミの恥部を問題にした映画なのかと思ったのだが、その後は汚職やそれに関わる殺人の疑惑が出てくるし、その事件の報道とそれに巻き込まれる被害者の陣内孝則が出てくるし。それなのに事件の真実が何かはっきりしない。だから結局何がいいたい映画なのかわからない。物語としてはちょっと破綻しているし、それを楽しめる映画ではない。

 だけど黒木瞳に恨みを抱き復讐に燃える陣内孝則のストーカーぶりと、それに怯える黒木瞳の精神的に追い詰められていく様の緊迫感のある演出がいい。彼は黒木瞳の作った悪意ある作為的な映像のために勤務先からいわれのない冷たい仕打ちを受け居場所をなくし、それなのに家庭からも見捨てられてしまい、その恨みの負の力を支えにかろうじて生きている。見ていて怖さを感じるくらいだし、くだらないホラー映画よりも見ていてよほど重圧がある。人の恨みとはかくも人を変えて悪鬼にするものだという痛い描写がいいし、ストーカー行為のような荒れた行動や汚れるままの家が彼の精神状態も表す。
 またその状況では冷静さを欠いた黒木瞳のやることもまた支離滅裂で痛い。反撃のつもりなのか自己正当化のつもりなのか、勝手に相手を殺人者扱いし隠し撮りし家にまで侵入しという馬鹿げた自分勝手さが、第三者的立場から冷静に見て哀れでもあり彼女の罪深さからして自業自得でもあり、そして自ら巻き起こした嵐に巻き込まれて崩壊していく人格の過程を楽しめるという意地悪な見方もしてしまう。わけのわからない映画だったのだけど、この部分の精神の崩壊していく演出だけ見れば合格点でした。物語が何かの主題をもってしっかりと構成されていれば、かなりいい映画になれただろう。

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Cape God