「ロックVSパンク」爆裂都市 バースト・シティ いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
ロックVSパンク
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どっちもどっちという感覚しかないのだが、突き詰める人にはその線引きは否定できないであろう 拘りとはそういうものである
まさに劇画映画というのに相応しいハードバイオレンスな仕上がりである それは今の時代に観賞してみての印象という、身も蓋もない恥ずかしい感想なのだが・・・(泣
先ずは光の洪水、カメラの横ブレ、そして荒削りな日本ロックの暴力的演出に不快感以外の何ものでもない効果が延々と続く でも、その嫌悪感というのは逆に言えば"死んでる"自分が憧れる『証明』以外の何ものでないことを否応なく突きつける映像なのであろう だから嫌いなのだ 『味噌もく○も一緒』的クライマックスは現代社会では起こり得ないし、フィクションである映画でも同様だ 余りにも観客と乖離するそのストーリーテリングは、しかし"啓蒙"をしっかりと纏い、これでもかと観客の心をシェイクする 「これを観てそれでも死にたい奴は早く死ね!」と脅しているそのエネルギーに完膚無き儘に叩き潰される しつこく延々と繰り返されるクライマックス、その執念に打ち負かされる 私はこのエネルギーには同化できない、同化する価値がないと・・・
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