劇場公開日 1951年10月3日

「日本の良き映画」麦秋 人尽天さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5日本の良き映画

2015年2月22日
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楽しい

幸せ

日本人としてこの映画に出会い、観ることができて良かった。

日本人にある相手への思いやりの気持ちが、会話の節々に感じられる。

家族の中がしっかりと小さな社会として成立してて、尊厳と愛情があるがままに存在し受け入れられている。

穏やかな人物たちに、美しい風景。日常の一場面に過ぎないのだが、その一瞬一瞬に確かなドラマがあり、移り変わる時の流れや、その人その人の心情が見事に描かれてる。

無駄がなく、緊張感を抱かせない、見事な映画。

人尽天