続拝啓天皇陛下様のレビュー・感想・評価
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たくましい市井の日本人の悲喜劇
現代日本人には到底真似できないタフさと
生命力みなぎる戦中戦後日本の庶民。
生きる為なら、好きな人の為なら
恥も外聞もなくなんでもやる。
馬鹿でたくましく美しい山口善助は
車寅次郎の原型かなーって前作よりも感じました。
前作は赤提灯、今作は紅い夕陽の
“赤い“赤子のラストシーンがとても印象的
というか衝撃的な秀作!
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脚本に山田洋次が加わることで前作とは違い、戦争色が薄くなり、戦後の日常が丁寧に画かれている
喜劇というにはあまりに物悲しいストーリーです。
ラストの夕日を善助が歩くシーンは砂の器の親子が歩くラストシーンと被る。京都の奥様に御執心になるシーンは寅さんと被り、さしずめ恵子はリリーってとこでしょうか
野村芳太郎と山田洋次の原風景が見て取れます。
戦争+寅さん+無法松
2020年5月30日
映画 #続拝啓天皇陛下様 (1964年)鑑賞
#渥美清 の魅力である屈託のない笑顔、打算のない行動、ブサイクを踏まえた映画で、#男はつらいよ シリーズに繋がる感じがした。片思いするけど振られるところなんかまさにそうですもんね。軍犬兵というのは名称も含めて初めて知りました。
ウンコ屋善助の一代記
孤児となった善助(渥美清)はウンコ屋しか仕事がなかった。
徴兵されるとそこは天国、召集後は軍用犬の担当に。
敗戦後、帰還して以前仲良くしていた中国人(小沢昭一)のもとへ。
知恵遅れの女を演じる宮城まり子との掛け合いは絶品で、これだけでも値打ちがある。
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