「純粋な男」拝啓天皇陛下様 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋な男
葛西(桂小金治)だけは結婚していたが、スケベと囃し立てられるも手紙の内容を読むとそれだけで泣けてくるような話。二年兵になったとき、字の読めない山ショウは初年兵に字を教えてもらう。ある訓練の日、天皇陛下がお見えになり、彼はそれ以来尊敬の念を抱く。
除隊して昭和10年になった。戦争が始まり、棟本(長門)は召集される。大陸で生き残った棟本は戦争小説家となり、山ショウも三度召集される。
2度目の軍隊では天皇陛下に「兵士としてまた軍隊においてくれ」といった内容の手紙を書こうとしたが、棟本に止められた経緯があった。戦争や天皇陛下万歳ということに疑いを持たず、心が純粋すぎた男の物語。軍隊に入ったほうが生活が楽になるといった皮肉もあるが、何も知らないことによっても幸せになれるかというと・・・ちょっと疑問。
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