はいからさんが通るのレビュー・感想・評価
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松原千明さんを偲んで
松原千明さん
ハワイで10月8日死去
享年64
初鑑賞
1987年の作品
U-NEXTで鑑賞
原作既読
原作は『菩提樹 リンデンバウム』の大和和紀
監督は『いとしのエリー』の佐藤雅道
『ガキ帝国』『ションベン・ライダー 』『犬死にせしもの 』『マリアの胃袋 』『金田一少年の事件簿(アニメ)』『陽はまた昇る 』『火垂るの墓 (実写版)』『沈まぬ太陽 』の西岡琢也
花の大正ロマン
旗本の流れを組む花村家の娘と公家の流れを組む息子が伊集院夫人の若い頃の無念を晴らすために結婚させられる話
まっ二人ともまんざらでもないんだけど
戦争があったり関東大震災といろいろあったけど予算の都合か映画はわりとあっさりとした扱い
それでも良質なアイドル映画
良質な月曜ドラマランド
原作の要点はまずまず掴めている
漫画原作のコメディーとしてなかなか悪くない
映画音楽も良い
少尉は原作と映画でかなり違う
少尉の設定はドイツ人と日本人のハーフ
阿部寛も『テルマエ・ロマエ』でローマ人の役をやっただけあって日本人離れをしているがタイプがまるで違う
だいたいにしてこれは大和和紀先生の作画の方に問題がある
ハーフでもこんな男なんていねーよ
原作の少尉はおじさんになっても「どんとこい超常現象」なんて言わないだろうし飼ってるのは小型犬なのにイメージを考慮して大型犬を飼ってると嘘をつくことはないだろう
南野陽子主演『はいからさんが通る』はこうしてDVD化も動画配信もされている
にも関わらず南野同様スケバン刑事シリーズ出身の浅香唯主演『YAWARA』はVHSにはなってあるもののそこ止まり
漫画原作でお相手役として阿部寛が出演している共通点があるにもかかわらず
浅香唯の『YAWARA』も動画配信してくれ
花村家の一人娘でお転婆な花村紅緒に南野陽子
伊集院家の一人息子で軍人『少尉』こと伊集院忍に阿部寛
銀行頭取の息子で雑誌『冗談倶楽部』の編集長・青江冬星に田中健
人力車の車夫でのちに紅緒の子分になる牛五郎に柳沢慎吾
かつて忍に命を助けてもらった芸者・吉次に松原千明
紅緒の親友・北小路環に篠山葉子
花村家のばあやに千石規子
忍の祖母・伊集院夫人に風見章子
伊集院家の使用人・如月に野際陽子
忍の部下・鬼島軍曹に本田博太郎
紅緒の父・花村小佐に河原崎長一郎
忍の祖父・伊集院伯爵に丹波哲郎
いい夢見ろよ!
親分!と、紅緒に懐いてしまった車夫の牛五郎(柳沢慎吾)。これが横恋慕となってしまえば松五郎が主人公の『無法松の一生』になるところだが、ストーリー的には『卒業』か?などと、映画好きには何かオマージュがあるに違いないと偏った目線で見てしまう。芸者の吉次の存在もそうだし・・・
漫画もアニメも見てないし、それほど興味も湧かなかった作品。ただ、阿部寛が俳優デビューを飾った作品として見なければという思いのみでした。ところがどっこい、南野陽子可愛い!と、ついつい夢中になってしまった。スケバン刑事とか『私を抱いてそしてキスして』しか見たことなかったし・・・
大正デモクラシー、シベリア出兵、関東大震災と、かなりの駆け足の作品だったけど、歴史がわかる程度であまり得るものがなかったなぁ。
阿部寛第一回映画出演作
大正時代、はいからさん(南野陽子)は、棒を持たせれば向かうところ敵なしのはねっ帰りお嬢さん。
親が勝手に決めた許嫁(阿部寛)の家に、花嫁修行に行かされるが、次第に好きになる。
許嫁はシベリアに派遣され、戦死公報が届く。
アイドルによる漫画の映画化だが、みんな初々しく、面白く仕上がっている。
花の大正高速ロマン
じゃじゃ馬ヒロインの大正ロマンス。
昨年一昨年と2部作でアニメ映画化もされた大和和紀の名作少女コミック。
こちら1987年の実写版。
アニメ版を見ていたので、話の流れは把握。
両家のある縁で、生まれる前から許嫁同士の紅緒と青年軍人の忍。
最初は反発し合っていたが、次第に惹かれ合っていく。
忍はシベリアへ。行方不明に。
忍を捜す為、紅緒もシベリアへ。見付からず、雑誌社の上司・青江との結婚を決意する。
そんな時、記憶喪失となっていた忍の記憶が戻り、日本に帰って来る。
関東大震災に襲われるも、紅緒と忍は再会を果たし…。
約90分の尺だが、一通りのエピソードや展開を抑えている。
しかし!
展開が早い、早い!
紅緒と忍は一体いつ、どのタイミングで何がきっかけで惹かれ合うようになったのか。ここら辺、もうちょっとじっくり描いて欲しかった。
シベリア行きも青江との出会いもクライマックスも、何もかもダイジェスト的。
アニメ版を見ていなかったら、展開の早さに呆然としていた事だろう。
今流行りのコミックの実写化と言うより、本作はアイドル映画。
南野陽子がとにかく可愛い! それに尽きる。
男勝りの性格で、家事や女性らしい嗜みはまるでダメだが、終盤髪を切り、白い喪服姿は凛とした美しさ。
当時人気モデルだった阿部寛の役者デビュー作としても有名。衝撃的なのは、その演技力…。
正直、主演二人の演技は拙いが、フレッシュさはある。
決して出来のいいとは言えないB級アイドル映画だが、周りはなかなかベテラン固め。特に、丹波哲郎と野際陽子の今は亡き“キイハンターコンビ”はファンには嬉しいだろう。
幾度も映像化されている名作故、話自体はドラマチックで面白い。
最近アニメ映画化されたばかりだが、また映画やSPドラマなどで実写化されたら、その時は誰がどんな魅力で紅緒を演じるか、ちょっと興味あり。
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