劇場公開日 1998年7月18日

「映画化に挑戦したが〜「チープなポルノ」感が残念!」ねじ式 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5 映画化に挑戦したが〜「チープなポルノ」感が残念!

2025年9月17日
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鑑賞方法:VOD

難しい

斬新

1998年公開、配給・ビターズ・エンド。

【監督・脚本】:石井輝男
【原作】:つげ義春〜『ねじ式』ほか

主な配役
【ツベ】:浅野忠信
【国子】:藤谷美紀
【看護婦】:藤森夕子
【コバヤシチヨジ】:つぐみ
【やなぎ屋の娘】:藤田むつみ
【ヌード小屋の女】:青葉みか
【女医】:水木薫

監督は「東映ポルノ」の石井輝男、71歳。
主演は浅野忠信、25歳。

つげ義春の退廃的で虚無的な作風は、
若かりし頃の私の大好物だった。

河原の石を売ってみたり、からだ一つで放浪したり、
一連の私小説のような作品群は、
「生きてさえいれば、なんとかなる」
と思わせてもくれた。

『ねじ式』は、そういう作品とは風味の異なる短編幻想譚だ。
「テッテ的(徹底的)」、「シリツ(手術)」、「メメクラゲ(✕✕クラゲの誤植)」などの言葉遊び?もある。

よく映画にしようと考えたものだ。

◆ツベ氏は、浅野忠信ではないでしょうに。カッコ良すぎですって。

◆『ねじ式』『もっきり屋の少女』『やなぎ屋主人』をムリヤリくっつけた脚本は疑問。

マゼンタ、イエロー強めの色調もあって、
「チープなポルノ」感がとても残念。

☆1.5

Haihai
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