二宮金次郎物語 愛と情熱のかぎり

劇場公開日:

解説

貧しい家で育った少年、二宮金次郎が努力を重ねて大きな人間に育っていく感動ドラマ。監督は「ペエスケ/ガタピシ物語」の後藤秀司が構想五年をかけてメガホンを握った。脚本は後藤と田代淳二が担当。撮影は「極道三国志」の鈴木耕一が手がけている。主演は「風の歌が聴きたい」の林泰文。

1998年製作/118分/日本
配給:二宮金次郎物語製作委員会
劇場公開日:1998年7月4日

ストーリー

天明7年(1787年)の相模国・栢山(「かやま」。現在の神奈川県小田原市栢山)。百姓を営む二宮家の長男としてこの世に生まれた二宮金次郎。貧しいながらも理想を捨てない父と母の厚い愛情に育てられていたた。しかし、三歳の頃に酒匂川の氾濫によって二宮家は田畑を失ってしまう。復旧作業に精を出す二宮一家、そして金次郎。そんな折、彼は名主の娘であるゆきを水難から救い、彼女から熱い思いをうける。しかし、あまりの重労働のために父が倒れ、一気に経済状況が悪化。「学問を志せ」と言い残して父は死んでしまった。勉学を志しながらも、働きのない家では家財を売り尽くしても食事に事欠く有様。さらに、母までもが病魔に蝕まれた挙句にこの世を去ってしまった。号泣する金次郎の周りにはまだあどけない顔をした兄弟の顔が並んでいた。その後、伯父・万兵衛の家に預けられた金次郎は、薪を背中に背負いながらも一心不乱に読書に励む猛勉強。そこには、二宮家再興に情熱を傾ける金次郎の強い意志があった。やがて、独立。荒れ果てた二宮の家に戻り、仕事に精を出す毎日。そんなある日、ゆきが祝言をあげるという話が舞い込んできた。彼女の思いに応えられなかった金次郎ではあったが、ゆきへの淡い恋心は拭い切れないものがあった。そんな試練を乗り越えて金次郎は様々な業績を残していく。彼の名声を聞きつけた小田原藩家老、服部十郎兵衛の家の財政再建を仰せつかって成功、さらに、桜町の村おこしを仰せつかったのだった。だが、そこで見たものは落ちぶれていたゆきの姿であった。

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