虹をつかむ男 南国奮斗篇のレビュー・感想・評価
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さんシリーズ50作全作観た方ならこちらもご覧になられてはと思います
虹をつかむ男 南国奮闘編
1997年公開
虹をつかむ男シリーズの第二作
南国奮闘編とシリーズとして長く続かせる気満々なタイトルですが
結局この第二作で終わってしまいます
理由は興行不振
第一作は寅さん第48作の半分の興行成績
第二作はさらにその7掛け
内容も観てお分かりのように
いくら頑張っても空回りでつまらない
痛々しいほどです
もうこれで良くわかったでしょう
いくらなんでも無理ですってこと
寅さんシリーズみたいな作品は簡単にはできないってこと
西田敏行さんに寅さん二代目にしたらいいじゃないかなんて簡単なもんじゃない
お客さんも、製作陣も、興行関係者も金の成る木の寅さんシリーズをあきらめることがこれでようやくできるようになったのかもしれません
寅さんが現れるのを何時までも待っているような案配の映画でした
「男はつらいよ 49作 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」は1997年11月22日の公開
本作は同年12月27日公開
この二作品の舞台はどちらも主に奄美群島です
ハイビスカスの花特別編は殆ど再編集の作品ですが、少しは追加撮影も必要だったのかもしれません
それならついでに、これも撮っちゃおうというような案配だったのかも知れません
マドンナはダブルで小泉今日子と松坂慶子の二人
満男に相当する亮の相手が小泉今日子の演じるシングルマザー
寅さんに相当するかっちゃんが松坂慶子の演じるかっての憧れの女性
ですが、脚本二人の女性の掘り下げがなく盛り上がりもありません
映写機故障で上映中止のピンチを
♪デーオイデデーオの西田敏行さんと小泉今日子さんのステージショーで凌ぐシーンこそ楽しいのですがこのシーンも発展性なしです
映画のネタだけでは、汲めども尽きぬ程あるようで、実は映画になるようなものはそんなにない
それに、マニアしか知らないような映画を取り上げてもお客さんが置いてけぼりになってしまう
そもそも発展性がないんです
なので本作では前作のようなかっちゃんの映画再現アリアはなしです
名物シーンにするはずのものがこれですから推して知るべしです
移動上映会では全国各地でのお話も無理があり、正直シリーズの
発展性がこれも皆目なしです
結局
ラスト近くかっちゃんは
寅さんが絶対に言いそうもない台詞を口にします
それをうけて亮も満男なら絶対言わない台詞を言います
そして本作でこのシリーズは、もうお仕舞いであると宣言するシーンを挟んでおわります
こんなつまらない終わり方に寅さんシリーズがならなくて本当に良かったと思いました
でも寅さんシリーズ50作全作観た方ならこちらもご覧になられてはと思います
前作とは設定が微妙に異なる。シリーズ化したかったのか?したくなかっ...
山田洋次監督ならではの寅さんモード
思いだした夏のワクワク
これって、ほとんどはまちゃん。こちらのほうが、まだ良いかも。
第一作は、失敗さく。正月映画の穴埋めになりもしない駄作。こちらは、明るい南国の、渡り鳥映画。名作と言われるものは、時代により、個人により、違うモノだということがよくわかる。小泉キョンキョンより、酒井ノリコの方が良かったかも。あれだけ美しかった、まっさかけいこが、太った韓国のアガシになっていて、残念。蒲田行進曲の、小夏のいじらしさ、ひたむきさがなくて、西田敏行をおっぱらう、嫌な役回り。もう少し、彼女を美しく写して欲しかった。愛の水中花のときの、バニーちゃん衣装が、ベスト。松阪慶子は使い方の難しい女優さん。おいら、大好き。たなかみさことか、清水美沙、松たか子あたりまでが、大好きでぇす。西田敏行の、名作は、ゲロッパ。常盤貴子がやはり、相性良いみたい。本作は星二つでーす。
徳島から飛び出して
流石、寅さんの後継作品
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