虹をつかむ男 南国奮斗篇のレビュー・感想・評価
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カッちゃんは寅さんになれず
"虹をつかむ男" シリーズ第2作。
Huluで鑑賞。
続編なのに微妙に設定変えたりしてパラレルワールドみたいになっているのが昔のシリーズ物らしくて好きです(笑)。
王道路線で面白いですが、寅さんのような物語は寅さんだから良いわけで、このシリーズが続かなかったのも頷けます。
カッちゃんに魅力が無いわけではありません。西田敏行の演技があっぱれ。失恋した後の背中に漂う哀愁が見事でした。
山田洋次監督ならではの寅さんモード
オデオン座
私ごとき一映画ファンが言うのも口幅ったいですが山田洋次監督は寅さんシリーズをはじめ笑いと涙の人情喜劇を創らせたら当代随一の名監督ですし、脚本も朝間義隆さんとの名コンビで豪華俳優陣総出演とくれば文句なしのヒューマンドラマでしょう。
「キネマの天地」や「キネマの神様」など山田監督の映画愛は深いですが本作は作り手では無く、映画上映に使命感を抱く映画館主、活ちゃん(西田敏行)が主人公、西田さんは独特のビブラートと美声で歌謡曲からプレスリーまで何でも歌いこなす方ですが、本作でも本領発揮、まるで歌謡ドラマのようなサービスぶりでした。
ただ、ストーリー的には男は辛いよ以来のDNAなのでしょう、小泉今日子さんや松坂恵子さんのような美形のヒロインを前にしても王道のハッピーエンドはおあずけなので勝手に未来でのロマンス成就を祈るしかありませんね・・。
(脱線、私事です)
劇中で登場する劇場は徳島県美馬市脇町にあるオデオン座、95年に閉館となりましたが本作の公開で話題となり美馬市指定有形文化財に指定、再建がなされたそうです。オデオン座というのは元々はパリのセーヌ川岸に立つ国立劇場の名でしたが日本でもあやかって各地に同名の映画館が建てられました、私の生まれた横浜でも幼少の頃、親に連れられ通った映画館でした。
私のサイトネームもODEONZAです、たまたま、マンションの映画鑑賞会の幹事を引き受けたことから俄か劇場主気取りという驕りがあったのかも知れません、恐縮です。皆さんのレビューは作品選びの助けにさせて頂いております。
思いだした夏のワクワク
これって、ほとんどはまちゃん。こちらのほうが、まだ良いかも。
第一作は、失敗さく。正月映画の穴埋めになりもしない駄作。こちらは、明るい南国の、渡り鳥映画。名作と言われるものは、時代により、個人により、違うモノだということがよくわかる。小泉キョンキョンより、酒井ノリコの方が良かったかも。あれだけ美しかった、まっさかけいこが、太った韓国のアガシになっていて、残念。蒲田行進曲の、小夏のいじらしさ、ひたむきさがなくて、西田敏行をおっぱらう、嫌な役回り。もう少し、彼女を美しく写して欲しかった。愛の水中花のときの、バニーちゃん衣装が、ベスト。松阪慶子は使い方の難しい女優さん。おいら、大好き。たなかみさことか、清水美沙、松たか子あたりまでが、大好きでぇす。西田敏行の、名作は、ゲロッパ。常盤貴子がやはり、相性良いみたい。本作は星二つでーす。
徳島から飛び出して
流石、寅さんの後継作品
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