劇場公開日 1954年9月14日

「恩師との出会い」二十四の瞳(1954) 星組さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0恩師との出会い

2023年2月21日
PCから投稿

小説を原作とした
木下惠介監督のこの映画は
古い日本の姿を見せている。

「仰げば尊し」
それは 子供達を照らす光

物語は小豆島を舞台に
新任の教師が戸惑いながらも
子供達と向き合う。
子供達は真っ直ぐな眼差しで
教師を追い慕う。
戦前、戦中、戦後と物語は進み
それぞれ、道は分かれていく。
二十四の瞳に映っていたものは
大きく変わってゆくが
ただひとつだけ
師への恩は変わらなかった。

恩師との出会いは
人生の宝である。

木下惠介監督の演出は
映画を通じて 心に温かいものを
スッと、差し込んでくれる。

星組