肉体の門(1988)のレビュー・感想・評価
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自分が子どもの頃、父がリビングで「極妻」や「鬼龍院花子の生涯」を寝転がって見ていた…という記憶はあるものの(当時はギョッとして何だかよく分からなかった)、自分で五社英雄さんの作品をちゃんと見るのはこれが初めて。
古いせいか、コントみたいに見えちゃう時もありましたが、大変面白かったです。
最後の、かたせ梨乃が白いドレス着て踊るシーンは、とっても悲しく美しく撮れてました。かなり尺は長かったはずですが、私は長すぎるという感覚は全然無く…ほぼ女優さんのアップだけでやりきる画ヂカラが凄いな~と思いました。この時代の、たくさんの女たちの人生がちゃんとそこにありました。
その他の女優さんも、みんな素晴らしくお綺麗でした。名取裕子さん、カッコ良かった~根津甚八もカッコ良かった~
あと、濡れ場で着物姿のとこ、春画?みたいでちょっと驚いた。組み付いて全体的にちょっと丸く見える感じとか。何だかきれいでした。昔の絵師は実際に見ながら描いたんだろうか。知識無いので分かりませんが。
なんと言うか、一つ見ると、次々に他の作品も見たくなる監督ですね。
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