劇場公開日 1989年6月17日

「人物描写がちょっと冗長かな?街宣車こわいガク((( ;゚Д゚)))ブル」226 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5人物描写がちょっと冗長かな?街宣車こわいガク((( ;゚Д゚)))ブル

2024年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

歴史に全く疎いのですが、昭和の大事件に興味を持っての鑑賞です。
決して古い映画じゃないのに「えっ、白黒の作品?」と思わせておいて、「えっ?パートカラーの作品」と思わせておいて、しっかりとカラー作品でした。紛らわしいJARO案件。
オープニングのここ、何か意図があってのことだったんでしょうか?

どこを切り取っても絵になる、昭和の名優がずらりと揃い踏みです。
序盤からヒリヒリと焼けるような緊張感に満ちていました。と、思ったら…
決起に至った2月26日までではなくて、事件後の4日間を描いたお話だったのですね。
中盤以降、それぞれの人物の背景を描くことに重きが置かれて、肝心の物語が冗長に感じてしまいました。人物描写がちょっとくどかったかな。
結局のところ「君側の奸」って誰のことを指して言ってたの?アホの私にはそこがさっぱりでした。
“君主の側で君主を思うままに動かして操り、悪政を行わせるような奸臣(悪い家臣・部下)、の意味の表現。「君側」は主君の側、という意味”
天皇の側近の権力者は全部アウトだったの?出る杭は打たれる宿命なの?言いがかりも甚だしいですやん。
そんなん理不尽ですやん。そもそも天皇って…ごめんなさいこれ以上書いたらマジ卍ヤヴァいです。
(街宣車こわいガク((( ;゚Д゚)))ブル)

“理想”が“思想”にすり変わると、だいたいロクなことが起きへんなぁ…と、古今東西の歴史が証明しているように思いました。
挙句、志が仇となって、逆賊として裁かれて散ってるんですから、何をか言わんやです。
結局「大山鳴動して鼠一匹」的なお話だったの?リアル史実とはいえ、何とも尻すぼみな結末だったなぁ。
歴史もまともに知らんくせに、そんな偉そうなことを思いました。
実際に命落とされた方々も多くいらっしゃるので、あまり調子に乗って言いすぎるのはダメなんですが。
(街宣車こわいガク((( ;゚Д゚)))ブル)

収穫は綺麗な女優陣を愛でることができたことです。 特に若かりし日の名取裕子、 南果歩、安田成美、藤谷美和子が美しかったなぁ(///ω///)
エンドロールの初っ端のお名前を見て「あぁぁっ!」と思ったんですね。大好き作品『西成ゴローの四億円』で製作総指揮を務められた奥山和由制作作品だったのですね。『その男、凶暴につき』でも制作を務められているじゃないですか。
「和由」と書いて「かずよし」とお読みするのですね。結構な頻度でお名前を見かけますのに、読み方を知らなかったんですよ。このアホは。
映画について、また一個学びました。
監督の五社英雄について学べるほど、私の映画スキルはそんなにキャパ大きくないです。宿題にします。
そして、そのエンドロール。いかにもバブル時代風のロゴ(ピンクの丸ゴシック体)でした。重いお話と重厚なエンディングテーマに相反して、なんだかとてもチャラく見えてしまいました。何とかならんかったし。

語りたいことも、そう多くなかった作品だったので、久しぶりのコンパクトなレビューになってしまいました。
毎回このくらいがちょうどいい。

野球十兵衛、
野球十兵衛、さんのコメント
2024年5月30日

mittyさん、コメントありがとうございます。
Gaisensha、怖いですよね。
声の大きい人って本当に苦手なんですよ。
これ以上書いたら危険が危ないです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

野球十兵衛、
野球十兵衛、さんのコメント
2024年5月30日

Don-chanさん、コメントありがとうございます。
>笑えるレビュー
そういうの書くのがレビューじゃないはずなんですけれどね。
ついついそれが目的に変わってしまうんですよ、このボケナスは。

野球十兵衛、
mittyさんのコメント
2024年5月25日

共感する部分が多いです。楽しいレビューです。(^^)
私もGaisensha、怖いです。ヽ(ヽ゜ロ゜)

mitty
Don-chanさんのコメント
2024年5月25日

とても笑えるレビュー、最高です!

Don-chan