劇場公開日 1983年7月23日

「生き物には生きる権利がある」南極物語(1983) よさくさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0生き物には生きる権利がある

2025年5月6日
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鑑賞方法:映画館

40年ぶりに映画館で鑑賞。
今にして思うと、あれだけの自然美と過酷な気象に立ち向かったロケ隊に感謝しかない。撮影するにしても資金がないと、今の日本では困難極まりない。
かつ、本作の主役は樺太犬だが、訓練したとはいえ目を覆いたくなるシーンも少なからずある。それでいて当たり前のことだが、人間であれ動物であれ生きることは尊重しなければならないが、戦争も含めて極限状態に置かれた場合、やはり自分自身が1番になるのは今作でもぶれることはない。それが相手が犬であれ、生きることの尊さを学べたという意味で秀作だと言えよう。それにしても高倉健は寒いところが本当に似合う。

よさくさん
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