夏時間の大人たちのレビュー・感想・評価
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中島哲也のデビュー作
工場のスケッチ。元々絵の上手いたかしが描いた絵を妹が空にとんでもない色で塗りつぶした。泣く泣くその上から様々な色で塗りたくると、それがスケッチコンクールで銀賞・・・なんかそんな気分を味わったことがあるような気がする・・・ たかしの母順子(菜木)の幼い頃のエピソードもいい。母親(たかしの祖母、中村久美)がへび女になってしまうというところ。小学生同士で梅図かずおの漫画を見ているところなんて特に。「愛欲の彼方に」という昼メロもいい。根津甚八が演じている男が愛人が二人いてダメ男という設定だけど、そんなの少年にわかるわけないわい(笑)。 それぞれのエピソードはとてもいいのだが、結局大きな筋がないところで評価が落ちる。それでも中島哲也の監督デビューはすでに才能を発揮していたんだと痛感。全体のストーリーがよければ4点。
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