劇場公開日 2020年11月6日

「中途半端感が半端ない」動乱 あっきーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0中途半端感が半端ない

2023年9月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

80年になっても相変わらず小百合様はお綺麗。そして健さんは寡黙。寡黙すぎて60年代日活映画の半分も台詞の量が無いので小百合様は戸惑ったのでは。
寡黙・実直が健さんの矜持なのであろうが、この映画ではただ直情径行でコミュ障な人間にしか見えない。人の運命を散々翻弄しておいて「不器用ですから」では済まされんだろう。
ストーリーの方ももうちょっと脚本とか練ってもいいんじゃない?226の歴史語りとしては中身が浅いし、二大スターの恋愛叙事詩としてもあまりメリハリが無い。当時の軍人の価値観はそんな単純なものじゃなかったと思うが。しかしこの頃の戦争映画はこんな感じのが多いな。東映なのでヤクザ映画と同じ展開になっちゃうのかな?80年代頃の歴史観、戦争観がもっとも稚拙だったのかもしれない。

あっきゃん