劇場公開日 2020年11月6日

「ビッグスターの二人の出演であるが、物足りなさを感じた。」動乱 M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ビッグスターの二人の出演であるが、物足りなさを感じた。

2023年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

高倉健と吉永小百合と5.15事件と2.26事件。
日本軍の無謀や腐敗、戦争へ突き進む時代に起きた事件を描く映画である。

主人公(高倉健)は正義感あふれ、言葉も少なく清く正しく頑固。吉永小百合も感情を抑え続けている。青年将校によるクーデーター事件となるともう少しリアルなぶつかり合いのシーンやハラハラ・ドキドキがあっても良さそうだが、任侠映画スターの高倉健の役どころがそうさせているのだろうか。ちょっときれいに作りすぎて物足りなさを感じた。は

とはいうものの、歴史の事実としての2.26事件に向かう皇道派と青年将校たちの思いと軍部の幹部。淡々と進んでいるようで実は軍部の暴走が更に進み、その悲惨さはその後の歴史が証明する。どこかにターニングポイントがあったのかもしれない。一般市民にひしひしと忍び寄る巨大な圧力と恐怖、そして指導部の面子が歴史を動かす。

NHKBS

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M.Joe