「役者としてオーラを放つ、健さんと吉永小百合」動乱 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)
役者としてオーラを放つ、健さんと吉永小百合
高倉健と吉永小百合主演だからというだけでこの映画観た方も多いだろうが、
少なからず衝撃を受けたのではないだろうか。
当時軍部は主に農村出身の皇道派と、都市部のエリート層統制派の二つの派閥があり、
皇道派は、農村部の貧困は天皇側近たちの君側の奸を成敗すべくクーデターを起こす。
あくまでも大雑把な理由だが、天皇中心の国家を保ちながらよりよい国家にしたい
との思いは純粋で忠心からの行動であったと思う。
もう健さんというだけで、いい役柄だとわかるわけで、その誠実で一本気な忠義は
観るものに伝わるだろうし、吉永小百合扮する妻の立場も、多くの女性は感情移入
したであろう。
226事件が改めて世に広まった功績は大きいと思う。
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