「高倉健と吉永小百合の初共演以外、動乱ナシ」動乱 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
高倉健と吉永小百合の初共演以外、動乱ナシ
高倉健と吉永小百合。日本映画界の2大トップスターが初共演した1980年の作品。
五・一五事件。二・二六事件。激動の日本近代史。
青年将校とその妻の愛。
重厚な森谷演出。
豪華キャスト。
2部構成。
THE大作!
…でも、傑作ではなかった。
ちょっとお堅いと言うか、歴史や時代背景を少なからず知っておかないと話に入り難い。
展開も淡々としていて、メリハリに欠けた。
青年将校たちの悲劇、妻との別れなど一通り描いてはいるものの、ドラマ的にも感情を揺さぶられるものに乏しかった。
なので必然的に、高倉健と吉永小百合の共演が見もの。
二人が同じ画面に映るだけで、さすがにおおっ!となる。
序盤、とある理由で遊女に身を落とした吉永小百合が珍しい。違和感はあったけど。
軍服姿の健さんは勿論カッコいいけど、やっぱりアウトロー的な健さんが好きだなぁ…。
2時間半もありながら、書けたのはこれだけ…。
ス、スマン…。
大作。重厚な近代史ドラマ。森谷監督作。高倉健と吉永小百合の初共演。そして栄えある日本アカデミーノミネート作品(←これは皮肉)
その割に動乱するほどでもなかった。
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