「原作を読まないと理解不能」東京湾炎上 K-JOEさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を読まないと理解不能
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初期稿の段階では、原作『爆発の臨界』通り主人公とヒロインは離婚寸前の夫婦。事件の真相を追う新聞記者はヒロインの兄……と、実作品ではバラバラになってしまった3つの視点に共通項が設定されていました。ちなみにクライマックスに唐突に出てくる特殊潜水服も、ヒロインが開発に携わっていたもので、そのために主人公がその存在を知っていて持ってこさせるという展開だったのです。
ところが、丹波哲郎が船長として出演することが決まったあたりの脚本から、船長の出番が増えたあおりで前述の関係性は消滅。そのためドラマとしてはチグハグな印象が残ることになってしまいました。
しかし、特撮のすごさは必見でしょう。
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