「東京都新宿区新宿字恐山・・・バタン」田園に死す 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)
東京都新宿区新宿字恐山・・・バタン
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随分前にテレビで観たがあまり憶えてはおらず、今回CSで放送されたのを改めて鑑賞した。
映画の中盤手前でフィルムが終わり、明るくなると現像所の小さな試写室、そこには監督である寺山修司(役者さんだけど)や関係者がいる。そう、いきなり映画の外に出てしまうのだ。映像そのものも斬新で他の人には思いつけないシーンが目白押しなのに、更に大胆な実験的な演出が取り入れられている事が、この映画のインパクトを最大にしているのだろう。特にラスト、20年前の恐山の実家で食事中突然壁が倒れると、そこは東京新宿の街の中(しかも現代)という演出はインパクト抜群で後の映画にも影響を与えている。
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